フジマックグループの
サステナビリティ
フジマックは創業以来、
"社会との共生"を
社是としてまいりました。
創業者熊谷俊男が1950年、東京は新橋で富士厨房設備株式会社(旧社名)を設立、業務用厨房機器総合メーカーのパイオニアとして業務を始め、以来70余年、フジマックは「フードビジネスのトータルサポート」の経営理念に基づき、フードビジネスに携わるすべての方と共に豊かな食文化の創造に貢献してまいりました。
創業時に掲げた社是「会社企業の根本理念は、社会に貢献し一般大衆より愛され親しまれなければならない。よって富士厨房社員はこの必須条件を心に体し、毎日の業務に邁進せよ」は、現在も私たちの経営を支えるもっとも重要な指針であり、この社是を礎として時代と社会の要請に応える、貢献する、あるいは先取りすることを目標にE(環境)S(社会)G(ガバナンス)経営を進めております。
環境面では、製造工場や輸送部門での省エネルギー化、脱炭素化を進め、主力製品である冷機器では、地球温暖化防止のため、発泡材に続き冷凍サイクルでの低GWP冷媒導入に取り組むと同時に、エネルギー効率の高い製品の開発に力を注ぎます。また、社会面においても、デジタル技術を積極的に導入し、高湿度下での過酷な洗浄作業から人を解放する食器自動仕分けロボット(finibo)や、HACCP対応のベースとなる冷蔵庫内の温度監視を自動化するIoTサービス、キッチンリンク・クラウドの販売を開始し省人化、省力化を実現させます。ガバナンスの面におきましては、社是と同時に掲げられた"社訓"「親切・品位・誠実・実行力・心の整頓」に則り、全てのステークホルダーの皆様へ、積極的な情報公開を行い、健全で透明性の高い、コンプライアンスに則った経営を行うことで、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。
フジマックはこれからもさらにESG経営を進め、これを具体的目標に落とし込んだSDGsの純度を高め、社是に基づいたさらなる「社会との共生」と、経営理念である「フードビジネスのトータルサポート」を実現してまいります。
株式会社フジマック
代表取締役社長
熊谷光治
サステナビリティ基本方針
われわれは、質の高いプロフェッショナルのニーズを満たす厨房システムの提供を通じて、豊かな食文化の創造を目指しています。これを実現するために、われわれは社会から信頼される企業として、時代のニーズを鋭くキャッチしながら、常に先進的かつオリジナリティあふれる提案をしつづけ、社会の課題解決と持続的発展に貢献していくとともに、すべてのステークホルダーとの対話を尊重し、持続可能な社会の構築に積極的な役割を果たします。
- 革新的で多様な製品やサービスを通じ、社会の課題解決と持続的発展に貢献していきます。
- 従業員の健康・安全を経営の基本と考え、労働環境の向上に努めます。
- 地球温暖化防止に向けた技術開発を進め、環境負荷の最小化に努めます。
- 国際社会の一員として、国際ルール・法令を遵守するとともに腐敗防止に取り組み、公正・誠実に業務を遂行します。
- ステークホルダーとの対話を通じて、社会からの期待や要請を受けとめ、それらを実践していくことで信頼される企業を目指すとともに、適時かつ適正な情報開示を行います。
サステナビリティ推進体制
フジマックグループの
SDGsへの取組み
関連する目標 | 社会的価値 | フジマックグループの取組み | |
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(E)環境 |
エネルギー消費が少なく、環境汚染の発生が少ない機器・サービスを開発・製造することで、持続可能な生産消費形態を確保 | 主要冷機器に関し、2027年までに低GWP冷媒の採用を推進し、2030年代には全冷機器への展開を目指すことで気候変動への適応と緩和に貢献します。 | |
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失阻止に貢献 | 日本ジビエ振興協会への協力や、北海道鶴居村のエゾシカ肉のPR支援を通じて、ジビエ文化の啓発支援、農作物の鳥獣被害削減に貢献します。 | ||
温室効果ガスの排出量を削減することにより、脱炭素社会を実現することで持続可能なものづくりを実現 | 工場施設の照明のLED化や工場で使用している機材の更新、GHP(ガスヒートポンプ)空調への切替え、断熱・換気設備の見直しにより、生産拠点のCO2排出量削減に貢献します。 | ||
化学物質の削減により生物や環境への環境負荷を低減することで、脱炭素社会と自然共生社会を実現 | PRTR制度に基づき、該当する化学物質の使用量を把握し、一定量を超えた場合は確実に届け出を行うとともに、新規に使用する化学物質は使用許可申請の上、確実に管理し環境負荷の低減に貢献します。 | ||
(S)社会 |
社会の生産性向上(省人化、効率化)による経済発展 | 『自律移動搬送ワゴン』の開発進展と普及により、ホテル・旅館、病院・福祉施設、レストランなどでの配膳・下膳作業が自動化され、人手不足の解消や作業者への負担軽減になり、人員を他の業務へ配置できるようになるなど、生産性の向上に貢献します。 | |
危険な作業や長時間労働などの労働環境を改善し、製品・サービスの利用者の心と体の健康を守るなど、働きがいのある人間らしい雇用を促進 | コンベア式洗浄機と組み合わせるロボットアーム「食器自動仕分けロボット finibo」の開発進展と普及を通じて、人手不足に直面している食器洗浄現場において、作業者にとって大きな負担となっている大量の食器洗浄工程の負担軽減とコスト削減に貢献します。 | ||
人々がより安全・安心・クリーンに生活できる社会の実現。食品衛生管理の課題に対応 | 食品の検収から配膳までの情報や、厨房内の衛生状況を記録し一元管理する「キッチンリンク」などのサービスにより、お客様の安全を守り、そこで働く従業員の皆様にも安心していただける職場環境づくりに貢献します。 | ||
低・中所得国での調達や製造を増やすことにより、経済成長を促すなど、人々の生産的な雇用と働きがいを促進 | 海外の工場において、主要製品の完成品開発を進めることにより、現地従業員のスキル開発や専門的な知識の習得機会を提供します。 | ||
多彩な能力を保有・発揮する人材の創出を実現 | 社員研修や教育の拡充、資格取得の推奨など自己啓発の促進に、さらに取り組んでまいります。 | ||
多様な人材が活躍できる職場の実現 | 有給取得の推進をはじめ、全社員が出産・育児や介護をしながら仕事を続けることができるよう、働きがいのある職場環境づくりに取り組んでまいります。 | ||
(G)ガバナンス |
法に基づく秩序ある健全な社会の維持に貢献 | 企業倫理意識の向上と法令遵守の徹底に取り組んでいます。 | |
公正な取引を徹底し、公正で自由な競争ができる社会の実現に貢献 | コーポレートガバナンスを充実させるために、経営基盤の強化と経営の透明性の維持に努めています。 |