駐在員レポート
多民族広域都市ロサンゼルス
更新日:2024年07月29日
都市概要紹介
約200年前に人口44人からスタートしたロサンゼルスは、現在約1200万人もの人口を抱える全米第二の都市。1850年にアメリカに合併されて以来、成長を続けている都市です。「ロサンゼルス」と言ってもエリアは広く、ロサンゼルス広域都市圏で5郡に広がっており、関東平野をイメージして頂ければ分かりやすいです。
人種は様々で、先住民ほかメキシコ、ヨーロッパやアジアから多数の移住者がやって形成されているため人種的背景は雑多です。
ロサンゼルスが位置する南カリフォルニアは年間を通じて温暖で過ごしやすく、カラリとして冬季を除いて雨の心配はございません。
現在2028年7月のオリンピックに向けてインバウンド向けインフラ整備を進めている状況です。
多種多様な文化が入り混じり、新しいものを積極的に受け入れる米国西海岸の大都市です。
ロサンゼルスの飲食
他民族国家だけあり、様々な国の料理が楽しめます。ハンバーガーなどのアメリカンフード、メキシコ料理、ベジタリアンやビーガンフード、日本・中国・ベトナム・タイなどのアジア料理もあります。
ロサンゼルスの人々は他のどの都市よりも頻繁に外食をする傾向にあり、セレブが通うハイエンドから、タコスのフードトラックまで様々な選択肢があります。提供される食事の量は非常に多く、最近では食べきれない食事を持ち帰る習慣があり、会計時に「お持ち帰り用のボックスは?」と必ずと言っていいほど聞かれます。
また、コロナ禍以降フードデリバリーが盛んになり、Uber Eats, Door DashやPostmatesなどがよく使われており、配達のドライバーが家まで届けてくれます。
日系外食のトレンド
日本食は米国でも既に市民権を得ていますが、私たち日本人が想像するものとは少し異なっております。例えば"寿司"は握りではなく巻きスシ中心で、揚げ物、アボカドやクリームチーズを使い、コッテリしたソースがかかっているものです。もちろん日系店ではいつもの日本食がありますが、少しアレンジが入っているメニューも見られます。
ロサンゼルスはヒスパニック系が人口比率として多いので、好まれる辛いメニューや、オーガニックなどの健康思考に配慮したメニューなど、様々な方が選択できるラインナップが揃えられています。バラエティに富んだ食文化が根付くロサンゼルスでは、本来の日本食概念に固執せず、アレンジを加えたレストランが人気になる一つのキーになっております。
事業紹介
米国法人は2022年に設立、当社のアジア・ミクロネシア圏以外で初の海外現地法人でございます。設立から日は経っておりませんが、日系飲食店をはじめ、ローカル飲食店、スーパー、食品工場まで皆様に安心してご使用いただける厨房づくりをサポートしております。
米国基準の認証機器も少しずつですがラインナップに加えており、今後も増やす予定です。日本と変わりなく厨房設計提案・現場施工・メンテナンスまで提供しております。米国での飲食ビジネス進出・展開をお考えの際は、お気軽にお問い合わせください。
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レポータープロフィール
- 小暮 裕二(Yuji Kogure)
FUJIMAK USA INC.(2022年12月より業務開始) - 2008年6月:東京営業部第二部配属
2018年4月:海外事業部勤務
2018年8月:シンガポール現地法人勤務
2023年6月:米国現地法人赴任