駐在員レポート
2050年まで続く人口ボーナス
日本の高度経済成長期!?
更新日:2023年05月25日
フィリピンって、どんな国?
フィリピン共和国(以下、フィリピン)は東南アジアに位置する7,500以上の島がある島国で、総人口は1億2,500万人(2022年)を超えます。2050年には1億4,000万人になると予測されています。
首都はルソン島のマニラ市にあり、公用語はフィリピノ語および英語です。
国民の83%がカトリック系のキリスト教徒であり、なんと4ヶ月(9月~)もクリスマスシーズンが続きます。スペイン統治時代が300年以上続いた当地にはラテン文化が強く根付いており、陽気でお祭り好きな国民性が反映されているのかもしれません。(当社の女性事務員も歌をうたいながら、楽しそうにお仕事をしています)
初対面の人とも親しく接する事ができ、ホスピタリティ精神にあふれている人が多い印象です。そして、人の顔と名前を覚えるのがものすごく得意で、外国人である私の名前も1度で覚える記憶力には何度も感心しています。
一方こんな一面もあります。
マニラへ異動して直ぐにウォーターサーバーの水を発注したのですが、“明日配達します”を5~6回繰り返し、3週間後にようやく受け取ることが出来ました。
“Thank you for waiting!!”と元気良く配達に来てくれて、ついつい私も笑顔になり、従業員にその話をすると、“Welcome To The Philippines!!”と笑って返され、“大変そうだけど、楽しく仕事が出来そうだ”と思ったのを覚えています。
フィリピンの飲食
フィリピン国民の主食はお米で、食べる量には驚かされます。お米消費は世界ランキング7位(日本は50位)で、なんと“ファーストフード+ライス”が当たり前なのです。 マクドナルドやKFC、コンビニのホットスナック(セブンイレブン、ローソン)でも下記写真のようなセットメニューが販売されており、濃いめに味付けされたフライドチキン(ディップ用ソース付)は意外にもお米に合うのです。
フィリピン料理の特徴は、味が濃く甘い、&脂っこいものが多く東南アジア独特の香辛料を使った味ではありません。
日本人にも人気なフィリピン料理をいくつかご紹介いたします。
そしてお祝いごとに欠かせない伝統料理が、子豚の丸焼き“レチョン・カワリ”。
皮がパリッとしていてお肉は中はジューシー。中までしっかりと醤油ベースの味付けがされており、これがライス(僕はビール派です)との相性抜群です。
1匹約30kgで購入するとフィリピン人の平均収入程(約38,000円)になるので、豪華な品です。
そしてフィリピン発の国民食といえば、“ジョリビー”です。
世界各国でファーストフード業界のトップシェアを保持しているマクドナルドが、唯一No.1になれないのはここフィリピンで、ジョリビーがあるからだと言われております。手軽に利用でき、24時間営業のお店も少なくありません。米国の食品ウェブサイト『Eater』の調査結果ではChickenjoy(ジョリビーのフライドチキン)が1位に選ばれるほどの実力です。
日系外食のトレンド
日本でも人気のある天丼てんや、一風堂、吉野家、すき家、丸亀製麵、Coco壱番屋、とんかつ まい泉、モスバーガー、等多くののチェーンレストランが進出しており、2022年には、いきなりステーキ、焼肉ライク等が新規参入。
また三越伊勢丹が開業し、ポテンシャルのある国として注目されております。厳しかった外資規制が2022年に緩和されましたので、参入を検討している企業様にとって大きなチャンスとなります。
事業紹介
レイアウト作成と提案(平面図面、立面図面、設備図面)
機器販売と設置(熱機器、冷機器、洗浄機、板金製品、排気フード自動消火装置、浄水システム等)
アフターメンテナンス(定期点検や保守契約もございます)
最後に一言
家族ともに、充実したフィリピン生活を送っています。海外生活は言語の心配もありますが、フィリピンの方は本当に優しく、フレンドリーなので初めての方でも安心して過ごせます。
フィリピン進出に関しましてご興味がありましたら、いつでもお問い合わせお待ちしております!
お問い合わせ
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レポータープロフィール
- 三浦 綾人(Ayato Miura)
FUJIMAK PHILIPPINES CORPORATION - 2013年 4月:広島営業所メンテナンス部門 配属
2014年 7月:シンガポール現地法人 勤務
2018年11月: カンボジア現地法人勤務
2021年 9月: 本社海外事業部勤務
2022年 2月: フィリピン現地法人勤務